無料で使える美容室・サロンの予約システム|無料プランでできること・できないこと
無料プランのある美容室・サロン向け予約システムを、無料の範囲と有料化の条件で比べます。決済手数料・リマインド・クーポンサイト連携など、無料で始めたあとに差が出る点も解説します。
美容室・サロンの予約システムには、無料プランから始められるものがあります。予約の受付をWebに移すだけなら、無料プランで十分に回る店舗も少なくありません。
ただし「無料」の範囲は製品ごとに違います。決済手数料、上位プランへの切り替え条件、クーポンサイトとの連携など、無料で始めたあとに差が出る点を知らずに選ぶと、数か月後に選び直すことになります。この記事では、無料プランのある製品を比べたうえで、無料で足りる店と足りない店の見分け方を整理します。
無料プランのある予約システム
当サイトの比較表に掲載している美容室・サロン向け予約システムのうち、無料プランが公表されている製品は次のとおりです。
| 製品 | 無料プラン | 事前決済 | リマインド送信 | LINE予約 | クーポンサイト連携 | 料金の補足 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Airリザーブ | 対応 | 対応 | 対応 | 記載なし | 記載なし | フリー0円、ベーシック月額5,500円、スタンダード月額11,000円(いずれも税込)。プレミアムは要問い合わせ。オンライン決済の手数料は3.24%。 |
| STORES 予約 | 対応 | 対応 | 記載なし | 対応 | 記載なし | フリー0円。スモールは年間契約で月額9,790円、複数月契約で12,980円(いずれも税込)。上位にチーム・ビジネス・エンタープライズあり。 |
| Square 予約 | 対応 | 対応 | 対応 | 記載なし | 記載なし | フリー(無料)のほか、店舗ごとのプラスプラン・プレミアムプランがあります。有料プランの表示金額は税区分の明記が公式サイトで確認できなかったため、当サイトでは金額を掲載していません。最新の料金は公式サイトをご確認ください。 |
どの製品も汎用の予約システム(美容サロン専用ではなく、複数の業種向け)です。サロン専用の予約システムは、料金が問い合わせ制で無料プランが公表されていないものが多く見られます。
無料プランで足りる店・足りない店
無料で足りるかどうかは、店の規模よりも予約がどこから入ってくるかで決まります。
| 店の状況 | 無料プランで足りるか | 理由 |
|---|---|---|
| 予約の大半が電話・LINEのやり取りで、Web予約を新しく始めたい | 足りることが多い | 予約受付と台帳の管理が中心で、連携の必要が少ない |
| 1人〜少人数で営業していて、施術中に電話に出られない | 足りることが多い | 24時間のWeb受付とリマインドで、電話対応を減らすことが目的になる |
| クーポンサイト経由の予約が多く、自社予約と併用している | 足りないことが多い | クーポンサイトの予約と台帳を同期できないと、二重入力とダブルブッキングが起きる |
| 事前決済や回数券を使いたい | 製品による | 決済手数料がかかるうえ、回数券などは対応している製品が限られる |
| スタッフが多く、指名やスタッフ別の集計が必要 | 足りないことが多い | 無料プランではスタッフ数や機能に上限があることが多い |
特に3つ目のケースは注意が必要です。2026年9月時点の比較表では、無料プランのある製品はいずれもクーポンサイト連携について公式サイトに記載がありません(上の表で「—」の欄)。クーポンサイトを併用する場合の考え方は「サロンのダブルブッキングを防ぐ予約の一元管理」で解説しています。
無料で始めたあとに費用が出る5つのポイント
1. オンライン決済の手数料
事前決済(予約時のカード決済)を使うと、月額が0円でも決済ごとに手数料がかかります。手数料率は製品ごとに異なり、公式サイトに記載がない製品もあります。上の表の「料金の補足」欄で確認してください。
2. 上位プランに切り替える条件
無料プランには、予約数、スタッフ数、店舗数、使える機能などに上限が設けられていることがあります。どの条件を超えたら有料になるかを先に確認しておくと、スタッフを増やしたときや2店舗目を出すときの費用が読めます。
3. リマインドの送り方
予約前日のリマインドは無断キャンセルを減らすのに効きます。メールで送るのか、SMSやLINEで送るのかによって、費用や届きやすさが変わります。リマインドの効果と設定の考え方は「サロンの無断キャンセルを減らす方法」をご覧ください。
4. クーポンサイト・LINE・Googleとの連携
予約の入口が増えるほど、連携の有無が効いてきます。LINEから予約を受けたい場合は「サロンでLINE予約を始める方法」も参考にしてください。
5. データの持ち出し
将来ほかの予約システムに乗り換えるとき、顧客情報や予約履歴を持ち出せるかどうかで手間が大きく変わります。CSVでのダウンロードに対応しているかを確認しておくと安心です。
無料プランを選ぶ前に数えておく3つの数字
製品を比べる前に、次の3つを数えておくと、無料で足りるかどうかがはっきりします。
- 直近3か月の予約件数と、その入口の内訳(電話・LINE・クーポンサイト・自社サイト・来店時の次回予約)
- 予約を受けるスタッフの人数と、今後1年で増やす予定
- 事前決済にしたい予約の割合(新規客だけ、回数券だけ、など)
入口の内訳でクーポンサイトの割合が大きければ、連携できる製品を優先すべきです。電話とLINEが中心なら、無料プランから始めて様子を見る選択が現実的です。
無料プランから始めるときの進め方
- 無料プランで、メニュー・所要時間・スタッフの設定をひととおり済ませる
- 既存のお客様数人に、実際にWebから予約してもらう
- 1か月運用し、「電話対応が減ったか」「二重入力が発生していないか」を確認する
- 足りない機能がはっきりしたら、その機能を条件に有料プランやほかの製品を比べる
無料プランの良いところは、実際の運用で自分の店に何が足りないかが分かることです。最初から全部入りの製品を選ぶより、必要な機能を見極めてから選び直す方が、結果として費用を抑えられることがあります。
よくある質問
無料プランのままずっと使い続けられますか
多くの製品で可能ですが、提供条件が変わる可能性はあります。予約件数やスタッフ数の上限に届いていないかを定期的に確認し、上限に近づいたら有料プランと比べてください。
無料と有料で、お客様から見た予約画面は変わりますか
製品やプランによって、予約ページのデザインの自由度や表示できる情報が変わることがあります。お客様の使いやすさに関わるため、資料や無料プランの画面で確認してください。
サロン専用の予約システムは何が違いますか
指名、施術メニューの組み合わせ、カルテ、クーポンサイトとの連携など、サロンの運用に合わせた機能を持つ製品が多くあります。一方で料金が問い合わせ制のものが多く、費用を比べるには資料の取り寄せが必要です。
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