モバイルオーダーの導入費用|月額・端末・決済手数料をまとめて見積もる
飲食店がモバイルオーダーを導入するときの費用を、初期費用・月額・端末・決済手数料の4つに分けて解説します。テーブルオーダーとテイクアウトの料金の違いや、POSレジとの連携で確認すべき点も整理します。
モバイルオーダーは、お客様が自分のスマホから注文したり、スタッフがハンディで注文を取ったりする仕組みです。導入を考えるとき、月額料金だけを見て比べると、端末や決済手数料、POSレジの費用が後から積み上がり、想定より高くつくことがあります。
この記事では、モバイルオーダーの費用をどの項目に分けて見積もればよいかを整理します。
費用は4つに分けて考える
モバイルオーダーの費用は、おおむね次の4つに分かれます。
- 初期費用:アカウント開設、メニュー登録、導入支援など
- 月額料金:注文方法(テーブルオーダー・テイクアウト・ハンディ)ごとのプラン料金
- 端末・周辺機器:キッチンで注文を受けるタブレット、キッチンプリンター、ハンディ用の端末
- 決済手数料:お客様がスマホで支払う場合の手数料、テイクアウトの注文手数料
月額0円のプランがあっても、注文ごとの手数料で収益を取る料金体系のものがあります。逆に、月額がかかっても手数料がかからないものもあります。月の注文数と客単価で、4つの合計を計算して比べるのが確実です。
製品ごとの料金と注文方法
| 製品 | 初期費用 | 月額費用 | テーブルオーダー | テイクアウト・事前注文 | ハンディ | 料金の補足 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Airレジ オーダー | 0円 | 0円 | 対応 | 対応 | 対応 | 月額0円はテイクアウト向けの店外版(注文手数料3%・オンライン決済手数料3.24%)。店内注文は、先会計注文+キッチンモニター6,600円、ハンディ+キッチンモニター13,200円(5台まで)、店内版+キッチンモニター17,600円(ハンディ1台まで)の月額(いずれも税込)。キッチンプリンターを使うプランは初期導入サポート費110,000円(税込)。機器は別途。 |
| STORES モバイルオーダー | 0円 | 0円 | 対応 | 対応 | 対応 | 月額0円はテイクアウトオーダー(オンライン決済手数料3.6%+10円/オーダー)。テーブルオーダーは年間契約・月払いで月額7,700円、月契約で11,000円(いずれも税込・1店舗あたり)。初期費用は2026年6月時点で0円と案内されています。 |
| ダイニー | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 対応 | 記載なし | 対応 | 導入する製品やプランによって異なり、公式サイトに金額の掲載はありません。キャッシュレス決済はPOSレジとの同時申し込みが必要です。 |
「月額0円」と表示されている製品も、表の「料金の補足」にあるとおり、0円なのはテイクアウトの事前注文だけで、店内のテーブルオーダーは有料、という場合があります。どの注文方法を使うかを決めてから比べてください。
端末と周辺機器を数える
月額とは別にかかるのが端末の費用です。席数と運用を思い浮かべて、必要な台数を数えます。
- キッチン:注文を表示するタブレット(キッチンモニター)か、伝票を出すキッチンプリンター。ドリンクと料理で出力先を分けるなら2台以上
- ホール:ハンディを使うなら、同時にホールに立つスタッフの人数分
- テーブル:テーブルごとのQRコード(印刷物)。卓上タブレットを置く方式なら席数分の端末
手持ちのiPadなどを使える製品もあれば、対応機種が決まっている製品もあります。資料請求の際は、席数と必要な台数を伝えて、端末を含めた見積もりを依頼してください。
| 製品 | キッチンモニター | スマホでの会計 | 多言語メニュー | POSレジ連携 | LINE連携 |
|---|---|---|---|---|---|
| Airレジ オーダー | 対応 | 記載なし | 対応 | 対応 | 記載なし |
| STORES モバイルオーダー | 対応 | 対応 | 記載なし | 対応 | 記載なし |
| ダイニー | 記載なし | 対応 | 記載なし | 対応 | 対応 |
POSレジとの連携で二度打ちをなくす
モバイルオーダーで受けた注文がPOSレジの会計に自動で入らないと、会計のたびに打ち直しが必要になり、導入した意味が薄れます。今使っているレジ、またはこれから入れるレジとつながるかを必ず確認してください。同じ会社のPOSレジとセットで使う前提の製品もあり、その場合はレジの月額も合わせて見積もる必要があります。
POSレジ側の比較は「飲食店向けPOSレジの比較」で確認できます。
よくある質問
小さな店でもモバイルオーダーを入れる意味はありますか
ホールのスタッフが少なく、注文取りや会計待ちに手が取られている店ほど効果が出やすくなります。一方、席数が少なく常連客が中心の店では、口頭での注文の方が早いこともあります。まずはテイクアウトの事前注文だけ、ハンディだけ、のように一部から始める方法もあります。
年配のお客様が多い店でも使えますか
スマホでの注文に慣れていないお客様もいるため、スタッフがハンディで注文を取る運用を残せる製品を選ぶと安心です。スマホの注文とハンディの注文を同じ伝票にまとめられるかを確認してください。
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