飲食店の予約台帳の選び方|電話・Web・グルメサイトの予約を1つにまとめる
飲食店の予約台帳(予約管理システム)の選び方を解説します。グルメサイトとの連携、席・テーブルの管理、電話の取りこぼし対策、無断キャンセル対策を、どの順番で確認すればよいかを整理します。
飲食店の予約は、電話、自店のWebサイト、Googleマップ、複数のグルメサイトと、入口がいくつにも分かれがちです。入口ごとに別の画面や紙の台帳で管理していると、満席の時間帯に予約が重なるダブルブッキングや、電話の取りこぼしが起きます。
この記事では、飲食店の予約台帳(予約管理システム)を選ぶときに、どの順番で何を確認すればよいかを整理します。
まず「予約がどこから何件入っているか」を数える
予約台帳の選び方は、機能の多さではなく、自分の店の予約の入口で決まります。直近1〜3か月の予約を、次の入口ごとに数えてみてください。
- 電話
- 自店のWebサイト・Googleマップ
- グルメサイト(サイトごと)
- LINE・Instagram
- 来店時の次回予約
グルメサイト経由が多い店は、グルメサイトとの連携が最優先です。電話が多い店は、電話の取りこぼしを減らす機能が効きます。訪日客の予約が多い店は、多言語での予約受付が必要になります。
グルメサイトの予約を1つの台帳にまとめる
グルメサイトごとに管理画面を開いて空席を調整していると、作業が増えるだけでなく、同じ時間に別々のサイトから予約が入る事故が起きます。予約台帳がグルメサイトと連携できると、各サイトの予約を自動で取り込み、空席を各サイトに戻せます。
確認したいのは次の3点です。
- 連携できるグルメサイトの名前:使っているサイトが対象に入っているか
- 取り込みは自動か手動か:自動の場合、反映までの間隔はどれくらいか
- 追加の費用がかかるか:連携機能がオプションになっている製品もある
| 製品 | グルメサイト連携 | Googleで予約 | LINE予約 | 多言語での予約受付 | 初期費用 | 月額費用 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| レストランボード | 対応 | 記載なし | 記載なし | 記載なし | 0円 | 0円 |
| ebica予約台帳 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
| TableCheck | 対応 | 対応 | 記載なし | 対応 | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
| トレタ予約台帳 | 対応 | 記載なし | 対応 | 記載なし | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
「—」は公式サイトで記載が確認できなかった項目です。連携できるサイトの範囲は製品ごとに違うため、資料請求の際に使っているグルメサイトの名前を伝えて確認してください。
席の割り当てと電話の取りこぼし
席・テーブル単位で管理するか
2名席をつなげて大人数で使う、カウンターと個室で予約の受け方を分ける、といった店では、テーブル単位で予約を割り当てられる機能が役に立ちます。回転が速く席の種類が少ない店では、時間帯ごとの組数だけ管理できれば足りることもあります。
営業中の電話にどう対応するか
ピーク時に電話に出られないと、その分の予約を取りこぼします。電話の自動応答で予約を受けられる製品や、着信時に過去の来店履歴を表示できる製品があります。
| 製品 | 席・テーブル管理 | 電話の自動応答 | 事前決済 | 顧客台帳 | 複数店舗対応 |
|---|---|---|---|---|---|
| レストランボード | 記載なし | 記載なし | 記載なし | 対応 | 対応 |
| ebica予約台帳 | 記載なし | 対応 | 記載なし | 対応 | 対応 |
| TableCheck | 記載なし | 記載なし | 対応 | 対応 | 記載なし |
| トレタ予約台帳 | 対応 | 対応 | 記載なし | 対応 | 記載なし |
無断キャンセルへの備え
予約のうち数組が当日来ないだけで、その日の利益は大きく削られます。予約時のクレジットカード登録や事前決済、前日のリマインドといった仕組みを組み合わせると、無断キャンセルを減らせます。キャンセル料を設定する場合は、予約の時点で金額と条件を示しておくことが前提です。考え方は「サロンの無断キャンセル(ノーショー)を減らす方法」でも解説しています(サロン向けの記事ですが、予約時の示し方とキャンセル料の注意点は飲食店でも同じです)。
料金は「月額+オプション」で比べる
飲食店向けの予約台帳は、料金を公式サイトに載せず、問い合わせで見積もる製品が多いのが実情です。基本機能が無料の製品もありますが、グルメサイト連携や電話の自動応答、メッセージ配信がオプションになっていることがあります。
見積もりを取るときは、次の条件をそろえて各社に伝えると比べやすくなります。
- 店舗数と席数
- 使っているグルメサイトの名前
- 必要なオプション(電話の自動応答、多言語、事前決済など)
- 使っている、または導入予定のPOSレジ
よくある質問
紙の予約台帳から切り替えるとき、何から始めればいいですか
まず、今の予約の入口と件数を数え、必要な機能を決めます。そのうえで、基本機能が無料の製品や試用期間がある製品で、実際に予約を受けるスタッフに1〜2週間使ってもらうと、自店の運用に合うかが分かります。
予約台帳とPOSレジは同じ会社にそろえるべきですか
同じ会社でそろえると連携は確実ですが、必須ではありません。別の会社の組み合わせでも連携できる場合があります。POSレジの比較ページで、予約システムとの連携の対応状況を確認してください。
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