小売店の棚卸のやり方|POSレジで在庫のずれを減らす手順
小売店の棚卸の基本の流れと、POSレジを使って数える時間と在庫のずれを減らす方法を解説します。バーコードでの棚卸、入荷・返品の記録、棚卸の頻度の決め方も整理します。
棚卸は、帳簿(POSレジ)上の在庫と、実際に店にある在庫を数えて合わせる作業です。年に一度の決算のためだけでなく、在庫のずれを早く見つけて、欠品や過剰在庫、万引きなどのロスに気づくためにも欠かせません。
この記事では、小売店の棚卸の進め方と、POSレジを使って棚卸の手間とずれを減らす方法を整理します。
棚卸の基本の流れ
- 日時を決める:営業時間外か、客の少ない時間帯を選ぶ。入荷や売上の処理が途中にならないよう、締めの時刻を決める
- 売場とバックヤードを区切る:棚やエリアごとに担当を決め、数え漏れと二重カウントを防ぐ
- 数える:バーコードを読み取るか、品番ごとに数量を記録する
- 帳簿と照合する:POSレジの在庫数と比べ、差がある商品を洗い出す
- 差の原因を調べる:入荷の登録漏れ、返品の処理漏れ、数え間違い、ロスのどれかを確認する
- 在庫数を確定する:調べた結果をもとに、帳簿の在庫数を実際の数に合わせる
いちばん時間がかかるのは、3の「数える」と5の「原因を調べる」です。POSレジの機能で、この2つを短くできます。
POSレジで棚卸を楽にする
バーコードで数える
商品にJANコードなどのバーコードが付いていれば、スマートフォンやハンディ端末で読み取りながら数えられます。紙に書いて後から入力する方法に比べ、転記の間違いがなくなります。
入荷・返品・移動を日ごろから記録する
棚卸のずれの多くは、数え間違いではなく、入荷や返品、店舗間の移動を登録し忘れたことが原因です。日ごろからPOSレジで入荷や返品を記録しておくと、棚卸で見つかる差が小さくなり、原因も追いやすくなります。
在庫アラートで欠品を防ぐ
在庫が一定の数を下回ったら通知する機能があると、棚卸の間の欠品にも早く気づけます。
| 製品 | 在庫管理 | ネットショップ連携 | 複数店舗対応 | 初期費用 | 月額費用 | 料金の補足 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Airレジ | 対応 | 記載なし | 記載なし | 0円 | 0円 | 基本のレジ機能は初期費用0円・月額0円。キャッシュレス決済はAirペイとの連携が必要で、決済手数料は別途かかります(手数料率は公式サイトに記載なし)。ハードウェアは別売りです。 |
| STORES レジ | 対応 | 対応 | 記載なし | 0円 | 0円 | 初期費用はかかりません。フリープラン0円、スタンダードプランは年間契約で月額3,300円(税込)。キャッシュレス決済の手数料は1.98%〜。ハードウェアは別売りです。 |
| スマレジ | 対応 | 対応 | 対応 | 要問い合わせ | 0円 | 月額はスタンダード0円(1店舗のみ)、プレミアム5,500円、プレミアムプラス8,800円、フードビジネス15,400円、リテールビジネス15,400円(いずれも税込)。初期費用は公式サイトに記載がありません。周辺機器は別途。 |
| Square POSレジ | 対応 | 記載なし | 対応 | 要問い合わせ | 0円 | POSレジアプリの利用料は無料。決済手数料は2.5%〜3.25%(年間キャッシュレス決済額3,000万円未満で2.5%〜、その他は3.25%〜またはカスタム手数料)。初期費用およびハードウェア費用は公式サイトに記載がありません。 |
| POS+ retail | 対応 | 対応 | 対応 | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 料金は公式サイトの資料(ダウンロード)で案内されており、ページ上に金額の掲載はありません。 |
「—」は公式サイトで記載が確認できなかった項目です。入荷・棚卸・在庫アラートまで扱えるかは製品やプランによって違うため、資料で確認してください。
棚卸の頻度を決める
決算のための棚卸は年に1回が基本ですが、売れ筋の商品や単価の高い商品だけを毎月数える、売場の一部を毎週順番に数える、といった方法を組み合わせると、ずれを早く見つけられます。全商品を一度に数える日を減らせるため、棚卸のための臨時休業や残業も減らせます。
ネットショップを運営している場合
実店舗とネットショップで在庫を共有している場合、棚卸の最中にネットで注文が入ると、在庫数がずれます。棚卸の間はネットショップの在庫の連動を一時的に止めるか、棚卸の対象から除くかを決めておいてください。在庫の連動の考え方は「小売店のPOSレジの選び方」で解説しています。
よくある質問
棚卸で在庫が合わないとき、どこから調べればいいですか
まず、差が出た商品の入荷・返品・移動の記録を確認します。登録漏れが見つからない場合は、数え直しで数え間違いを確認し、それでも合わない場合にロスとして扱うのが一般的な順番です。
色やサイズ違いの商品はどう数えればいいですか
色やサイズごとにバーコードが分かれていれば、読み取るだけで区別して数えられます。分かれていない場合は、品番と色・サイズを組み合わせて記録する必要があり、時間がかかります。POSレジで色・サイズ別に商品を管理できるかを確認してください。
関連記事:小売店のロス(棚卸差異)を減らす方法
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