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個人サロン・1人サロンの予約システムとレジの選び方|固定費を抑える組み合わせ

1人で営業する美容室・ネイル・まつげ・エステなどの個人サロン向けに、予約システムとレジの選び方を解説します。施術中に電話に出られない問題の解き方と、固定費を抑える組み合わせを整理します。

予約と集客更新日 えらぶゾウ編集部

1人で営業するサロンの予約と会計の悩みは、ほぼ1つにまとまります。施術中は電話にもLINEにも出られないことです。返信が遅れる間に新規のお客様はほかの店に予約し、常連のお客様とのやり取りは閉店後にまとめて返すことになります。

この記事では、美容室・ネイル・まつげ・エステなどの個人サロンが、予約システムとレジを選ぶときの考え方と、固定費を抑える組み合わせを整理します。

個人サロンが予約システムに求めること

スタッフの多い店とは、必要な機能の優先順位が違います。

優先度機能理由
高い24時間のWeb予約施術中や営業時間外にも予約を受けられる
高いリマインドの自動送信無断キャンセルが1件あるだけで、その日の売上に大きく響く
高い施術時間と準備時間の設定片付け・準備の時間を予約枠に含めないと、1人では回らない
中程度事前決済・回数券新規客の無断キャンセル対策や、継続来店の仕組みとして使える
中程度LINEとの連携常連客とのやり取りがLINE中心なら、予約もLINEで完結すると楽になる
低いスタッフ管理・シフト管理1人のうちは不要。スタッフを雇う予定があるなら確認しておく
低い複数店舗対応1店舗のうちは不要

特に施術時間と準備時間の設定は見落とされがちです。60分のメニューのあとに15分の片付けが必要なら、次の予約は75分後からしか入れられません。この「インターバル」を自動で確保できるかは、予約システムごとに違います。

予約システムとレジの組み合わせ方

個人サロンでよく取られる組み合わせは、次の3つです。

組み合わせ特徴向いている店
A. 無料プランの予約システム+無料プランのレジ固定費を最も抑えられる。同じ会社の製品でそろえると連携しやすい開業直後、売上が安定するまで固定費を抑えたい店
B. 予約・カルテ・レジが一体の製品1つの画面で完結し、二重入力がない。料金は問い合わせ制のものが多いカルテや同意書の管理も含めて、紙をなくしたい店
C. 決済と一体の予約システム+決済端末予約から支払いまでが同じ履歴に残る。レジを別に持たない店販が少なく、会計がシンプルな店

A. 無料プランで固定費を抑える

無料プランのある予約システムとPOSレジを組み合わせると、月額の固定費をかけずに始められます。キャッシュレス決済の手数料は売上に比例してかかるため、固定費を売上連動の費用に寄せる形になります。

無料プランがある予約システム
製品無料プランリマインド送信事前決済LINE予約料金の補足
Airリザーブ対応対応対応記載なしフリー0円、ベーシック月額5,500円、スタンダード月額11,000円(いずれも税込)。プレミアムは要問い合わせ。オンライン決済の手数料は3.24%。
STORES 予約対応記載なし対応対応フリー0円。スモールは年間契約で月額9,790円、複数月契約で12,980円(いずれも税込)。上位にチーム・ビジネス・エンタープライズあり。
Square 予約対応対応対応記載なしフリー(無料)のほか、店舗ごとのプラスプラン・プレミアムプランがあります。有料プランの表示金額は税区分の明記が公式サイトで確認できなかったため、当サイトでは金額を掲載していません。最新の料金は公式サイトをご確認ください。
各社の公式サイトの記載に基づきます(情報確認日 )。 「—」は公式サイトに記載がなかった項目です。価格は変動する場合があります。
無料で始められるPOSレジ
製品月額費用決済手数料予約システム連携料金の補足
Airレジ0円記載なし記載なし基本のレジ機能は初期費用0円・月額0円。キャッシュレス決済はAirペイとの連携が必要で、決済手数料は別途かかります(手数料率は公式サイトに記載なし)。ハードウェアは別売りです。
STORES レジ0円1.98%〜対応初期費用はかかりません。フリープラン0円、スタンダードプランは年間契約で月額3,300円(税込)。キャッシュレス決済の手数料は1.98%〜。ハードウェアは別売りです。
Square POSレジ0円2.5%〜3.25%記載なしPOSレジアプリの利用料は無料。決済手数料は2.5%〜3.25%(年間キャッシュレス決済額3,000万円未満で2.5%〜、その他は3.25%〜またはカスタム手数料)。初期費用およびハードウェア費用は公式サイトに記載がありません。
各社の公式サイトの記載に基づきます(情報確認日 )。 「—」は公式サイトに記載がなかった項目です。価格は変動する場合があります。

予約システムとPOSレジを同じ会社の製品でそろえると、予約から会計までの連携が取りやすくなります。連携の範囲(予約の情報が会計画面に自動で出るか、顧客情報を共有できるか)は、資料で確認してください。無料プランの範囲については「無料で使える美容室・サロンの予約システム」でも解説しています。

B. 予約・カルテ・レジを1つにまとめる

予約、顧客カルテ、会計を1つの製品にまとめると、どこに何を記録するか迷わずに済みます。まつげ・脱毛・エステなど施術前に同意書を取ることが多い店では、電子同意書を持つ製品も候補になります。料金は問い合わせ制の製品が多いため、資料で月額と初期費用を確認して、Aの組み合わせと総額で比べてください。

C. 決済と一体の予約システムを使う

予約システムに決済の機能が組み込まれている製品なら、予約・事前決済・当日の支払いまでを同じ履歴に残せます。店販がほとんどなく、会計が「メニュー料金を受け取るだけ」の店なら、レジを別に持たない選択もあります。

固定費をどこまで抑えるか

開業直後は、固定費を抑えることが資金繰りの安定につながります。一方で、無料プランの機能では足りずに予約を取りこぼしたり、二重入力に時間を取られたりすると、費用以上の損失になります。

判断の目安として、次のように考えると整理しやすくなります。

  • 予約の入口が電話・LINE・自社サイトの3つまでなら、無料プランから始めて様子を見る
  • クーポンサイトからの予約が多いなら、連携できる製品を優先する(無料プランの製品は連携の記載がないことが多い)
  • 1日の締めや月末の集計に時間がかかっているなら、サロン専用のレジや一体型を検討する

クーポンサイトを使う場合の考え方は「サロンのダブルブッキングを防ぐ予約の一元管理」を、手数料の計算は「キャッシュレス決済手数料の比べ方」をご覧ください。

1人サロンの予約設定のコツ

  • 当日予約の締め切りを決める:準備が間に合わない直前の予約を受けないよう、何時間前まで受けるかを設定する
  • 休憩時間を枠として確保する:昼休憩を予約不可の枠として登録し、予約で埋まらないようにする
  • 新規客のメニューを絞る:初回は所要時間の読みやすいメニューに限定すると、時間が押しにくい
  • リマインドは前日に送る:1件の無断キャンセルがその日の売上に大きく響くため、自動リマインドは必ず設定しておく

無断キャンセルへの備えは「サロンの無断キャンセルを減らす方法」で詳しく解説しています。

よくある質問

自宅サロンでも予約システムは使えますか

使えます。ただし、予約ページやGoogleに住所を公開するかどうかは慎重に決めてください。予約が確定したお客様にだけ詳しい住所を伝える運用ができるかを、製品の設定で確認しておくと安心です。

レジはタブレットがなくても使えますか

スマートフォンで使えるPOSレジもあります。レシートの印刷やキャッシュドロアを使う場合は、対応する機器が必要です。導入前に対応機種を資料で確認してください。

将来スタッフを雇うときに困らない選び方はありますか

スタッフを追加したときの料金(スタッフ数による課金があるか)と、スタッフ別の予約・売上の管理ができるかを確認しておくと、選び直しを避けられます。

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